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「生まれたて天国」作品巡り

今日は、15日まで大町市中心市街地で行われている
展覧会 生まれたて天国 4人のアーティストが信濃大町にやってきた。
https://www.facebook.com/events/麻倉artscrafts/展覧会生まれたて天国/2627989197281430/
の企画の一つである
キュレーターツアーの13時の回に参加してきました。

今回の展覧会は、4人の作家が大町に滞在し、大町の自然や気候風土、文化に触れて着想を得、作品を制作するという企画です。作品を創ることは、観察し、発見し、ひらめいた着想からさらに考え、迷い、忘れ、捉えたものと向き合い、手を動かして生み出す作業だと思います。
たった一人で創り出す作業もあり、多くの協力者の力を借りて創り出す作業もあります。
そうして生みだされた作品を、美術専門家の案内で巡ることは、新しい発見を得ることのできる機会です。

麻倉に定刻集合。今回の企画者のおひとりである美術専門家の佐藤壮生氏のご案内で、麻倉2階で開催されている「コタケマン芸術祭」へ。
大阪府在住のコタケマン氏は、北アルプス国際芸術祭2017でも、特異で不可解な空間を創り出していて面白かったのだけれど、今回も、とっても楽しい作品です。多くの協力者の作品もその中にちりばめられていて、人気投票ができるのも面白く、空間全体で山と水の町=大町が表現されているようです。

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次は「信濃オサガリ堂」
東京都在住の酒井貴史氏は、不要になったり破棄された「モノ」たちの中に価値を見出し、会場を訪れた人に気に入ったものを持ち帰ってもらい、誰も持ち帰らなかった「モノ」を「堂」の宝物とします。
天井からは手の形をした「オサガリ様」がぶら下がっていますが、地元の方からいただいた藁を編んで、展示されたものが一つ持ち帰られると1本追加するのだそうです。

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次は「たねはこびのものたち 大町絨毯」
東京都在住のちいちゃい誓い氏は、自然や日常にある「ちいさなもの」を見つけ出し、作品に創り上げていて、今回はお子様と大町に滞在し、多くの協力者を得て実や種を収集し、その小さなものたちで大町の心象風景を絨毯に編んでいます。
そして展覧会終了後は希望者に実や種を持ち帰って育ててもらうのだそうです。
実や種は、いかにして動物や風に運んでもらって子孫を増やすか知略を尽くして進化してきました。この作品に使われた実や種は、多くの人々の手に触れられたことにより、何かを感じ取り、新たな進化を遂げると面白いなどと、協力者の皆さんとお話ししているとのことで、その発想がとっても良いですね。

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最後は「時をめぐるモノ」
京都府在住の山田愛氏は、風に揺れる湖の湖面や深部の色の揺らめき、包み込むような漆黒の闇の中におぼろに見えてくる山の輪郭など、自身の感覚を頼りに、大町の自然から感じられるものを自分を「無」にして感じ取り、作品化しようとする制作過程を公開しています。
これまでの作品の変化も掲示されていて、これからどう変化して作品になっていくのか、その過程が気になります。

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展覧会「生まれたて天国」
国際芸術祭本番とはまた違ったとても興味深い取り組みです。
明日でおしまいというのが、とっても寂しい(>_<)
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プロフィール

shikahiko

Author:shikahiko
長野県大町市の北アルプス山麓高瀬の森で、温泉付き貸別荘とカフェギャラリー ベルヴィルを営んでいます。
日本自然保護協会の自然観察指導員や大町市観光ボランティアの会、長野県自然保護レンジャーなどの活動に参加しています。

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