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今日はガイド研修

今日の午前中、「北アルプス国際芸術祭2020ガイド研修会」の追加講習「北アルプス国際芸術祭2020について ・北アルプス国際芸術祭の概要について ・オフィシャルツアーの必要性について」と題して、芸術祭総合ディレクターの北川フラム氏の講義を聞きました。

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18世紀後半の資本主義台頭後、内乱や戦争での美術品の流出を阻止し、自国の美術品を防衛する必要上ルーブルをはじめとする美術館が生まれ、20世紀に入ってホワイト・キューブ(白い立方体)と呼ばれる近代的で無機質な美術館の展示空間が作られ、美術鑑賞はそのような空間で行われることが主流となってきました。
そしてこうした中で、美術は市民が気軽に観られるものとなった反面、美術品はいつしか高価な「商品」となっていく弊害も生まれました。
その流れに対抗し、特定の場所に存在するために制作された美術作品および制作経過のことをさす、サイトスペシフィック・アート(Site-specific Art)と呼ばれる取り組みが始まり、作家たちは、美術館やギャラリーといったホワイトキューブだけでなく、自然に囲まれた中で過疎高齢化や里山の衰退、地域コミュニティの崩壊、環境破壊など、現実の課題がある土地に入り、その地域でその気候風土、文化に立脚した作品を生み出し始めています。具体的な地域のなかで、社会とのかかわりを体現し始めているのです。
まぁ、古代の自分たちの生活や身近な動物などを描いた洞窟壁画。壁や襖などに描かれた聖堂や神社仏閣の絵画。その地に安置された彫刻や仏像などと同じ流れではあり、一種の「復古」と言えなくもない動きですね。
こうした流れの一つが、私たちの「北アルプス国際芸術祭2020」なのです。

今回は日本をはじめ中国、韓国、台湾、オーストラリア、チリ、フィンランド、フランス、グアテマラ、インド、メキシコ、モンゴル、ロシア、サウジアラビアの14か国41組の作家が参加した芸術祭で、市街地、東山、仁科三湖、源流、ダムの5つのエリアに作品が展開されます。
これらの作品をつないで地元ガイドとともに作品をめぐるオフィシャルツアー(ライチョウコース・カモシカコース)や団体・視察旅行などのカスタマイズツアーが企画され、私たち登録ガイドがご案内することになっています。

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それらの準備状況の説明やガイドの心得(指をさして対象物に注目してもらってから話し出す。難解にせず自分の言葉で話す。お客様をガイドの話にひきつけるように頑張る。質問があったら全員に伝えてから答える。知ったかぶりをせず、不確かな情報は伝えない)についてのお話もあり、開幕まで100日を切り、全体像がいよいよ具体的になってきました。

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終了後にはガイド予定者と観光協会事務局によるオフィシャル・カスタマイズ・ツアーについての第1回打ち合わせがあり、やる気がわいてきましたo(^-^)o
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プロフィール

shikahiko

Author:shikahiko
長野県大町市の北アルプス山麓高瀬の森で、温泉付き貸別荘とカフェギャラリー ベルヴィルを営んでいます。
日本自然保護協会の自然観察指導員や大町市観光ボランティアの会、長野県自然保護レンジャーなどの活動に参加しています。

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