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姫川源流のホウチャクソウ

姫川源流のホウチャクソウです。
このあたりでこれだけ広範囲に群生するホウチャクソウは、たぶんここくらいではないでしょうか?

「宝鐸草」と書く、ユリ科の多年草で、山地の林の下に自生します。

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学名Disporum sessile。
Disporumはチゴユリ属のことで、ギリシャ語の二重のという意味のdisと、種子がという意味のsporaの合成語だそうです。
Sessileは無柄の、無花茎の。これは花のつき方ですね。茎の先端の葉脈から短い柄を出し、6枚の花弁が重なった緑白色の花を1~3個くらいずつぶらさげます。

和名の由来は、お寺の堂や多宝塔の四隅の軒に下げた鈴の宝鐸に似ている筒形の花であることからです。
僕はまだ見たことがないけれど、黄色い花の黄花宝鐸草というのもあるそうです。
よく似たナルコユリやアマドコロの花は6個の花弁がくっついて筒状になっていますが、ホウチャクソウは花弁が重なって筒状になっています。

なお、若芽が有毒で、下痢や嘔吐などの中毒症状を起こすそうです。
食用になるアマドコロやナルコユリの若芽と似ていますが、ホウチャクソウは若芽を摘むとかすかな悪臭があるそうなので、その臭いに注意することが大切です。

花言葉「追憶」

今日は午後から薪づくりを始めたのだけれど、雨が降り始めたので1時間ほどで撤退しました(^^;
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プロフィール

鹿田敏彦

Author:鹿田敏彦
長野県大町市の北アルプス山麓高瀬の森で、日本自然保護協会の自然観察指導員や大町市観光ボランティアの会、大町市観光協会認定ガイド、長野県自然保護レンジャーなどの活動に参加しています。

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